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2021年結婚、2022年長男誕生
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サラリーマンの日常と育児の日記
「4人家族で1ヵ月の食費2万円!効果的な節約術」
「1週間で食費5000円!1週間の節約ルーティン」
ブログやYoutubeでこういったタイトルをよく見かけます。
食費は生活費に占める割合が高いので、多くの人が興味を持つ内容といえるでしょう。
元々食費を気にしていなかった人が1~2万円の節約を達成するなど、大きな効果を出すことは難しくありません。
このように、食費を節約することは一般的で、何の疑問も持たない方が多いかと思います。
しかし「食費の節約」は本当にすべきでしょうか?
私は「食費を節約すべきでない」と考えます。
食費を節約しないメリットの方が大きいと判断したからです。
では、食費を節約しないメリットは何か?
それは「栄養バランスの良い食事」です。
「食事の楽しみ」や「自由時間が増える」などもメリットの一つですが、栄養バランスの良い食事を摂れるだけで、節約しないだけの価値があります。
〇目次
「栄養バランスの良い食事」について
食費を節約すると、食事はどのように変化するでしょうか?
・品数が減る
・量が減る
・食材が偏る
このあたりが予想されます。
品数少なく、量も少なく、同じ食材ばかり食べる。
そのような食事では、十分な栄養を摂取しているとは言えませんよね。
では、栄養が不足するとどうなるか?
・疲れやすくなる
・老けやすくなる
・体の調子が悪くなる
・思考能力が下がる
・イライラしやすくなる
これらの不調、食費と引き換えに失うものとしては重すぎると思いませんか?
「いやいや、節約しても栄養はちゃんと摂ってるよ。」
と思った方は、本当に十分な栄養が摂れているかを考えてほしい。
「現代型栄養失調」という言葉があります。
これはカロリーは十分でも、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素が不足している状態を指します。
「食事を摂っていても、食事の質が良くないと栄養は不足する」ということ。
朝食を抜いていたり、炭水化物だけで1食を済ませている人は、なおさら危険です。
例えば、成人男性に必要なたんぱく質は65g。
この65gのタンパク質を摂取するには、1日に肉、魚、卵、大豆をどれだけ食べれば良いのか?
正解は、
・豚肉や牛肉であれば200~250g
・卵であれば7.7個
・豆腐であれば1kg
です。
しかも、タンパク質だけでは不十分。
タンパク質をアミノ酸に分解するビタミン(B2,B6,C)も考慮する必要があります。
また、ビタミンは「熱に弱い」「参加しやすい」「水に溶けだしやすい」ため、一定の栄養素の知識や調理技術も必要です。
その他、各ビタミン、ミネラル、食物繊維についても、適した食材や調理法があります。
腸内環境を整える「乳酸菌」や、アンチエイジングに効果がある「抗酸化作用」のある栄養素なども考えると、さらに複雑です。
栄養を気にしなくても、食費を節約せずに色々なものを食べることで、栄養失調が防げている人が沢山いる。
この状態で食費を節約するとどうなるか?なんて簡単にわかりますよね。
子供の食費を節約するのは絶対ダメ
大人の食事でも節約のリスクがあることは上記で説明しましたが、子供の食事に関してはもっと深刻に考えた方が良い。
現在の健康状態だけでなく、成長に大きく影響するからです。
運動能力、思考力、免疫、内臓機能、ガタイの良さ、骨の丈夫さ。
成長過程にある子供の食事が不足していると、これらの成長の妨げとなります。
若い内から骨や歯、関節が弱くなることもあります。
免疫力が低く、体調を崩しやすい体質になることもあります。
これは好き嫌いの多い子供にも同じことが言えることです。
そして、乳児に母乳をあげる母親にも同じことが言える。
私の兄弟は好き嫌いが多い上に小食で、これまで正されることなく20歳になりました。
しかし、膝が弱いため医者から激しい運動は控えるように言われ、体調も崩しやすい。
もしスポーツを頑張りたいと思っても、体が弱かったり、運動能力が低いために断念することも起こり得ます。
この原因が「食費の節約」だった時、後悔しませんか?
まとめ
食費を節約するためには、相応の能力が必要です。
栄養についての知識であったり、食材ごとに適した調理であったり、美味しい食事を作れる技術であったり。
食費を節約したいのであれば、まずはこれらの能力を高めましょう。
そして子供にはしっかり食べさせましょう。
ケチらずに用意した栄養豊富な食事は、食べてこそ意味があります。
将来の健康、能力にハンデを抱えることが無いように。
お金持ちほど、健康に投資する。
わざわざ健康を犠牲にして、お金を稼ぐ必要はありませんよね。
「子供が生まれてお金がかかるから食費を節約しよう!」
それは逆効果だと思うので、しっかりと食べてください。
必要なことにはしっかりとお金をかける。
目の前のお金に惑わされず、お金をかけるべきか、しっかり判断しましょう。
ではでは。