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#42 [学生時代] 大学の理系研究室がヤバい噂は本当か?

 

この記事を読んで欲しい人

・大学の理系学部に進学を考えている高校生

・研究室配属が迫ってきている大学生

 

この記事の内容

実体験および同大学・別研究室の友人からの情報を基にした

・ユルい研究室はどこまでユルいのか

・キツい研究室はどこまでキツいのか

・ヤバい研究室の実例

 

 

こんにちは、副長です。

大学に入ると、「ゼミ」や「研究室」に入るって聞きますよね。

 

ゼミとか研究室って何か?

文系が所属するのが「ゼミ」で、理系が所属するのが「研究室」。

(以降、研究室で統一します。)

 

大学4回生あたりになると、大学を入学してから学んだ知識や技術をベースに、主体的に自分のテーマについて学びます。

 

ここで重要になってくるのが、どの研究室に配属されるか

 

学びたい内容を勉強できる研究室選び」も重要ですが、

どんな研究生活を送ることになるのか」も同じくらい重要です。

 

研究室によってコアタイムも違えばノルマも違ってくるので、「天国と地獄」の分かれ道といっても過言はありません。

当然、アルバイトや就職活動にも影響します

 

では、研究室の「キツさ」と「ユルさ」はどれだけ違うのか?

少なくとも1年、大学院に進学すれば3年を過ごす環境なので、知っておいて欲しいと思います。

 

〇目次〇

 

 

キツい研究室

キツい研究室の実例をいくつか紹介したいと思います。

 

コアタイムが長い

「朝の〇時~夜の〇時は研究室にいること」といった拘束時間のことをコアタイムと言います。

イメージしやすいのは、1時限目が始まる時間(9:00)~6時限目(18:00)が終わる時間ですね。

 

コアタイムが長い研究室に配属されると、プライベートは無くなります。

・帰りは大体終電。

・家には寝に帰るだけ。

・休日は日曜のみ。土曜祝日は研究。

 

ノルマ

教授から求められる、研究のノルマ(ハードル)の高さです。

 

研究は競争社会です。

同様の研究を行っている他の企業、大学の研究者より先に結果を出すため、教授も早く結果を出したいと思っています。

研究費用は研究の成果に応じてる所もあるので、結果を出せなければ研究を続けられなくなることもあります。

 

特に、教授のメインテーマを担当する場合にノルマが高くなることが多いようです。

 

ノルマが厳しい研究室に配属されると、教授の奴隷生活が始まります。

・自分の希望するテーマではなく、教授が指示したテーマを研究する。

・自分のレベルより圧倒的に高い研究内容で、ついていけない。

・教授が満足する成果を出せるまでやり直し。

 

作業量が多い

研究だけでも忙しいですが、研究以外にもやることがあります。

 

研究室に配属された学生向けの授業もあれば、定期的な研究内容の報告会があったり。

自分のための作業だけでなく、ただの雑用を押し付けられることもあります。

 

作業量が多い研究室に配属されると、研究時間も削られます。

・毎週の研究報告&報告書類の作成

・後輩のサポート(複数人数)

・教授から依頼された別口の解析(自分の研究に関係なし)

・備品管理や掃除などの雑用

 

ユルい研究室

逆にユルい研究室では、どのような研究生活を送るのか。

 

コアタイムもなく、研究ノルマも低い

キツい研究室の真逆で、時間の拘束もされず、ノルマも無い研究室です。

言い方は悪いですが、教授が学生に期待していないパターンとも言えます。

 

教授のメインテーマは教授自身が研究するかポスドクなどで人手が足りており、実質的に学生を受け入れているだけの状態です。

好きなテーマについて研究でき、成果を急がされることもありません。

 

私の知る範囲では「1年の内の1ヵ月だけ研究して結果をまとめれば、卒業できる」という研究室がありました。

研究したいテーマがあるというより、大卒の学歴を得る最低限の研究です。

 

遊ぶ学生もいれば、内定後に必要な勉強をする学生もいました。

 

② 教授が定年間近である

特殊な例ですが、教授が定年するなどの閉鎖予定の研究室もユルい傾向があります。

研究室存続のための成果が求められないので、従来より1,2ランクハードルが低い。

 

とはいえ、研究がしたい学生にとっては研究できる環境が整っていて、研究を頑張りたい人と最低限の研究で済ませたい人の両方から人気の研究室。

 

ヤバい研究室

ここからは、病んだ学生がいるヤバい研究室について紹介します。

 

① 教授のパワハラ

教授からのパワハラで鬱になった学生が入院した研究室。

鬱で入院したのか、鬱で何か行動して入院したのかは分かりませんが、そのまま中途退学しました。

 

原因は、教授が研究室内の学生を選り好みしたこと。

自分が気に入った学生には研究や学会で便宜を図り、気に入らない学生には雑用を押し付け続けた結果だと聞いています。

 

② 学生間の人間関係

研究室内の人間関係は、配属前より「狭く・深く」なります。

 

配属される人数は、学部学科の人数よりも圧倒的に少ない数人~十数人。

新設の研究室であれば先輩が居なかったり、同期が居ない場合もあります。

 

さらに同じ研究室内で長時間一緒に過ごすため、人間関係によるトラブルが起こりやすい。

仲が悪くなった相手と、毎日、長時間、同じ空間にいるのは相当ストレスが溜まります。

 

私が知る範囲でも、

・一緒に配属となった同期と仲が悪くなり、一切話さなくなった。

・研究室内で孤立し、不登校になった。

・他の学生が居らず、教授からも放置されて、中途退学した。

といった例がありました。

 

就職活動への影響

研究室選びは就職活動においても重要です。

就職活動がしやすい研究室、しにくい研究室は明確にあります。

 

まず基本的に、就職活動に対する学生、大学、教授の考え方は嚙み合っていません。

・学生→しっかり就職活動したい

・大学→有名企業に就職して欲しい

・教授→研究をしっかりして欲しい

 

大学と学生は「就職活動に集中する」という点で同じ方向を向いますが、逆方向を向いている教授が少なくありません。

そのため、「教授の方針」次第となります。

 

まず、ユルい研究室では就職活動を邪魔されることはありません。

キツい研究室でも、教授が「就職活動はしっかりやれ!」と言ってくれる研究室もあります。

 

しかし私が知る範囲で、「就職活動の長期化」をよく思わない教授が結構います。

研究室を休んで就職活動をする期限を決められたり、就職活動中も研究する学生がいました。

 

就職するつもりであれば、就職活動に理解のある研究室を調べておく必要がありますね。

 

まとめ

如何でしたでしょうか。

 

どの研究室を選ぶかによって研究生活だけでなく、就職活動を通したその後の社会人生活にも影響があることを知っておいて欲しいと思います。

 

学生の本分は勉強なので、自分のやりたい研究ができる研究室に配属されることは重要だと思います。

しかし、学生時代の過ごし方や卒業後の就職先も、研究以上に重視すべきです。

 

トラブルになってから大学の相談室に行くのも良いですが、時間も体力もかかるため、危なそうな研究室には近づかないことをオススメします。

 

ではでは。