オタクパパのサラリーマン生活

オタクのサラリーマン。育休、転職などの経験やオタク趣味を記録した雑記ブログです。

#1 大学院卒で工場配属ってどうなの?

はじめに

 

こんにちは、副長です。

 

今回は、

工場での仕事って何するの?

院卒で工場勤務って普通なの?

工場の仕事はやっぱり3Kなの?

といった疑問について、体験談を書いていこうと思います。

 

工場の労働環境

 

まず初めに、工場の労働環境については、期待しない方が良いです。

 

火を扱う部署は暑くなりますし、湿度や温度の調整が必要な場合は、エアコンや窓を開けることもできません。

 

また、勤務時間もシフト制や交代制である可能性が高いです。

土日祝日関係なく、早朝や夜勤があるのが普通です。

 

カレンダー通りの出勤や9-18時の勤務を希望する方は、工場での仕事を選ばないことをお勧めします。

 

工場での仕事

 

最初に、私の経験談であるため、会社ごとの工場の違いがあることをご了承ください。

特に、国外の工場だと働き方も違いますし、食品や薬品などは衛生的に厳しいことが予想できます。

 

そのため、部品などを作る国内メーカーの工場についての情報となります。

 

業務については、次のような内容となります。

 

経理労務

 社員と工場を支える人。

 経理…工場の収入と支出から利益を計算する。

 労務…社員の給料や福利厚生、採用活動を行う。

 

②管理職

 工場の未来と責任を負う人(係長以上)。現場の状況に合わせて全般的な対応を行う。納期、コストなどを意識して、モノと人をマネジメントする。

 

③オペレータ

 実際に原料から商品に加工する人。手作業や生産設備を操作する。

 

④設備管理

 工場のインフラを管理する人。水道、電気、ガスなどの知識が必要。

 

⑤機械保全

 工場の生産設備のメンテナンスを行う人。生産設備の故障対応などを行う。

 

⑥検査

 商品の品質を検査する人。商品を納品する前に、国や世界が定めた基準を満たしているかを検査する。

 

院卒の工場配属

 

さて、院卒や大卒が工場配属となる場合、

経理労務

②管理職

が主な業務内容になると思います。

 

①と②の違いは、文系か理系かです。

文系出身者は①、理系出身者は②だと思って良いと思います。

 

③オペレータ、⑥検査については、単純作業が多いため、アルバイトや契約社員の方が多く担当します。

④設備管理、⑤機械保全については、工業高校の卒業生が担当します。ただし、設備の幅が広い場合、大卒や院卒の専門的な知識が求められ、担当することもあります。

 

私は②管理職として配属されましたが、②管理職の業務を一言で説明すると何でも屋です。

状況に合わせ、オペレータとして生産設備を動かしたり、機械トラブルに対応する必要があるため、実質③~⑥を広く習得することが求められます。

他にも、社員の悩みや退職の相談など、プライベートでの対応が求められることもあります。

 

そのため、数ヶ月~数年間③~⑥を学び、その後②管理職の仕事に就きます。

 

工場以外の院卒の配属先

 

工場以外の配属先として、

①技術開発

②研究開発

が挙げられます。

 

①は既存の技術を使って、新たな商品を開発する役割。

②は研究機関などと協力し、新たな技術を開発する役割。

 

これらについては、学生時代の研究に近い所がありますので、予想しやすいと思います。

 

工場配属のメリット・デメリット

 

デメリット

 

上記の内容から以下のデメリットが理解できたと思います。

①労働環境が良くない。

スペシャリストではなく、ゼネラリストな業務である。

③入社数ヶ月~数年間、工場についての広い知識を身に付けるため、専門的な知識やスキルが身に付かない。

 

多くの人は、入社前後のギャップにショックを受け、転職が頭によぎります。

そのため、③専門的な知識やスキルが身に付けられない転職の武器が無いことになり、かなり焦りを感じると思います。

 

対策として、自分でスキルや資格を身に付けることが大切です。

 

メリット

 

工場配属にも次の大きなメリットがあります。

①給料が高い

 残業や夜勤などの手当がつくため、収入が増える

②メーカー会社の根幹である生産現場を最初に経験できる

 3現主義という言葉もあるように、生産現場はメーカーにとって重要なポイントです。多くの会社で数年毎の異動があるため、将来的に貴重な経験が得られる。

③就職しやすい

 仕事がキツい=希望者が少ないため、他業種より倍率が低い。そのため、自分の実力よりも高い企業に就職しやすい

 

仕事が大変で人気が無い分、その期間に経験を積めば大きく成長できる部署だと言えます。

 

終わりに

 

大卒院卒の工場配属は、他と比べて人気も無く、キツい業種であると言えるでしょう。

しかし、キツい分成長も大きく、その後のキャリアが期待できる業種です。

 

デメリットをデメリットに感じない方にとっては、狙い目であると考えます。

しかし、離職率が高いことも事実です。

 

チャレンジする価値のある仕事だと思いますが、自分が希望する働き方、人生設計と相談しながら決めると必要があると思います。

また、工場配属となってからも、自分でスキルを身に付ける努力が必要だと考えます。

 

私は、夜勤の肉体的・精神的負担の大きさや居住地などの問題もあり、転職を考えています

収入やスキルとの相談にもなりますが、後悔のない選択をしたいと思います。

 

情報が少しでも役に立ってくれると嬉しいです。

ありがとうございました。